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誰でも使えるスマホ連携テスター「Vion」--プローブを回路に当てるだけ

 乾電池の残量を調べたり、電球やテーブルタップが断線していないかなどを確かめたりするのに、電圧計などの測定器があると助かる。電圧値のほか、電流値や抵抗値などの計測にも対応するマルチメーター(テスター)だと、さらに便利だ。家庭の細々とした電気関係の確認だけでなく、電子工作などでも活躍するだろう。

 そこで今回は、スマートフォンと連携する使いやすいマルチメーター「Vion」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。


スマートフォンと連携するマルチメーター(出典:Vion公式サイト)

 Vionは、マルチメーターのプローブ部分だけを2つケーブルで接続したような形のデバイス。単体では機能せず、スマートフォンとBluetoothで通信し、アプリを使ってさまざまな電気的な計測を実行する。一般的なマルチメーターと違い、本体とプローブがつながっておらず、コンパクトなプローブだけで測定できるため、天井の配線や狭いところの回路を調べる作業が楽になる。


Bluetoothで接続(出典:Kickstarter)
一般的なマルチメーターは扱いにくく、難しく、測定値はメモ書き(出典:Kickstarter)
一般的なマルチメーターは扱いにくく、難しく、測定値はメモ書き(出典:Kickstarter)

 測定モードをあらかじめ選ぶ必要はなく、電気の知識のない人でも安心して使える。プローブを回路に当てれば、電圧や抵抗など何を測るか自動的に判断され、結果がスマートフォンの画面に表示される。プローブのプラスとマイナスを気にする必要もない。しかも、測定結果はアプリ内に保存されるので、いちいち自分でメモを取らずに済む。


家庭からプロの現場まで(出典:Kickstarter)

 測定機能の主な仕様は以下の通り。

  • 直流電圧:最大600V
  • 交流電圧:最大500V
  • 抵抗:20Ω~2MΩ
  • ダイオードテスト:2V
  • 周波数:30Hz~300Hz

測定対象(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間4月27日まで。記事執筆時点(日本時間3月15日11時)でキャンペーン期間は43日残っているが、すでに目標金額1万ドル(約105万9200円)の1.5倍を上回る約1万6000ドル(約169万4880円)の資金を集めている。


Vionの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)

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